【なら瑠璃絵】2月に夜の奈良公園を楽しむイベントをご紹介。
2/11は祝日。「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」というイベントがあったので、奈良に遊びに行ってきました。割とよかったので皆さんにも共有。
「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」とは
回廊(廻廊)とは寺社仏閣の建物や中庭を囲む廊下のことです。
文字のとおり境内を「廻る」ための道です。
そして「しあわせ」とは、手のひら(しわ)と手のひら(しわ)を合わせること。
古来日本人は、畏れ敬うものに対して自然と手を合わせてきました。
(中略)
「しあわせ回廊なら瑠璃絵」は、早春のこの時期に夜間特別拝観を実施頂く、
春日大社、興福寺、東大寺という奈良を代表する三社寺を幻想的な光の道でつなぎ
美しい瑠璃絵の世界に皆様を誘(いざな)います。
それぞれの社寺で手を合わせて頂くことで、心が洗われ、しあわせが訪れることを、
そしてその小さな祈りの数々が大きな平和の祈りとなって世界に届くように、
瑠璃色の星がいつまでも美しく輝くように、そんな願いを込めて実施いたします。
なら瑠璃絵とは、東大寺や春日大社、興福寺のあるの観光のメインエリア(奈良公園)をLED等の照明でライトアップして演出するイベントです。徒歩圏内のいくつかのポイントにオブジェやイルミネーション、映像の投影等がおこなわれており、夜の静かな奈良公園を散策し、楽しむ事ができます。
会場は近鉄奈良駅から歩いてすぐ。年に一回開催で、今年は 2/8〜2/14の期間で開催されます。
しみじみ。おごそか。夜の奈良。
記事冒頭の写真が一番のメイン会場の写真なのですが、天の川をイメージしたこのエリアでは、¥500で遊歩道に沿って景色を楽しんだり、自分のお願いごと書いた短冊を飾ったりできます。
全体的に、季節に合った青や白の彩りが古都の町を染めて、修学旅行で昼間に見たような景色とは又違った雰囲気を感じさせます。夜に興福寺の五重塔をみたり、東大寺の敷地内を歩くと、日常感が薄まってなかなかの趣。昔の人は、こんな風に夜見上げていたのかなあ、と思ってみたり。
東大寺も大仏殿の中までは公開されていないですが、大仏の顔は拝めるように窓は開け放たれています。敷地内では以下のような霧に投影したプロジェクションマッピングが行われており、霧のモクモク具合も相まってなかなかおごそか。
冬の寒さを感じながら、移り変わる映像を眺め、音楽に耳をすませるのも、しみじみして良いのではないでしょうか。寒くなったら会場で販売されているココアを飲んでしまいましょう。
東大寺を守る仁王像。こちらは口を閉じて「うん」となっているので吽行(うんぎょう)。夜に見ると一層こわい。
他にもちらほらオブジェがあったり、出店があったり。いろいろ楽しむことができます。
イベント後の食事
僕はおでんが食べたかったので「蔵」というおでんやさんに向かいました。
「コ」の字になったカウンターがおでんが煮えているのを取り囲む、というかなり和風なお店でしたが、何を食べても美味しい人気店。こちらも興福寺からあるいて10分ほど、会場から徒歩圏内にあります。女性でも一人でも気軽に入れるよいお店です。このお店があるエリアは「奈良町」と呼ばれており、昼はカフェや小物等のショップがたくさん並び、夜も雰囲気のいいバーやお店が多いです。
町家が立ち並ぶので景観もよく、イベントの前後はこちらをあるいてみてはいかがでしょう。
さいごに
奈良公園が一面ライトアップ! というわけではないですが、昼とは又違った夜の奈良を散策し、たのしむきっかけとなるよいイベントです。イベントがなくても十分楽しめるエリアだなと改めて感じましたが、県外からの観光だと中々いく機会作るタイミングがわかりませんよね。気が向いたら情報まとめてみようかなあ。
一人でそぞろ歩くもよし、家族やカップルで雰囲気を味わうもよし。興味のある方は是非どうぞ。